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ELEPLANが考えていること

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ELEPLANが考えていること

 弊社の設計方針のご紹介します。

 建築は40年以上の長きにわたり使われ続けますが設備はおおよそ10~20年で寿命を迎え更新していくことになります。

 設備技術は日進月歩で更新の際には大抵次世代設備の投入を余儀なくされますが、コスト面や既存システムとの相性で完全な移行ができず古いまま使い続ける、最悪の場合「使えない設備」として一生を送らざるを得ないこともあります。

​ ELEPLANは「今起きていること」「これから起きること」を把握・予測し建築設備設計に反映、また建物用途ごとに設計方針を立てています。Design Policy参照 この方針に基づき事業主の考えを理解し、都度修正を行い建物が必要としているものを導き出し、「使えない設備」が生まれることのない建築の想像を目指します。

 下表はテーマ別、建物用途別に設計方針をまとめたものです。

 時間と共にこの方針も変わりますので、いつ時点のものか表の左上に日付を記載しています。

COVID-19

「新常態(ニューノーマル)」という言葉を何度聞いたかわかりません。 建築計画の新常態を模索し現時点では事業主との会話を重ね可能性を模索しています。


>計画のキーワード

調色・調光、自然換気、深紫外線、タッチパネル、ネット環境

ZERO Emissions

ZERO Emissions

-環境を汚染したり、気候を混乱させる廃棄物を排出しない仕組みやその他のエネルギー源ー

各国で「温暖効果ガスの排出実質ゼロ」の目標が掲げられる今日。建築においてもZEB、ゼロエミ住宅への移行は促進されることを想定し業務への対応を行っていきます。


>計画のキーワード

パッシブ・アクティブ技術、省エネ、LCCマネジメント

BCP

BCP(業務継続計画)

昨今では災害だけでなくウィルスなど流行・人為的な事態に対する策定をも余儀なくされている。

計画の幅も非日常から日常まで広がり、BCP計画に移行するまでの予防計画(設備)も重要になってきていると考えています。


>計画のキーワード

空気環境、電源確保、リスクマネジメント、予防行動

Design Policy

ELEPLANの設計方針を下表にまとめました。

建築は事業主ありきのものです。 よってこの方針通りに進めるべきか否かは理解を得ながら決めていくことが前提です。

用途
設備拡張性
設備更新性
柔軟性
工事コスト優先
LCC優先
事業利益優先
建物機能優先
BCP
省エネ
事務所
ホテル
スーパーマーケット
集合住宅
保育園
病院
福祉施設
学校
工場
店舗(ビル)
design-policy

>設備拡張性:

既存設備を使いながらも将来新たに新設・増設することを視野に設置スペースの確保を目指す

>設備更新性:

いづれ訪れる設備更新の際に建物機能を維持しながら行えるよう、電源確保、メンテスペース確保など策定する

>柔軟性:

既存設備(システム)を建物生涯にわたり用いれるよう拡張性の高いシステムの採用、電気容量の確保など計画する

>工事コスト優先:

コスト低減を最優先とし、工事仕様の簡略化、設備内容の単純化を図る。 これに伴い柔軟性、拡張性などは失われる可能性は許容する

>LCC優先:

建物生涯にかかるコストの低減を優先とする。 このため初期投資(工事コスト)の増大を余儀なくされる可能性がある

>事業利益優先:

主に短命な建築(商業系、投資事業用)において、賃貸借利益、売上などに貢献する設備にのみコストをかける。 このため柔軟性、拡張性が失われる可能性がでる

>建物機能優先:

設備機能の長期的な維持を目的とし、保守性に注力した計画を行う。 このため建築スペースが必要、設備をサポートする設備(多重化設備)を要する場合がありコスト増になる場合がある

>BCP:

事業主の事業継続計画(BCP)の達成を最優先とした設備構成を提案する

>省エネ:

「電力、水、ガスの利用を少なくしていく」ことを考える。 よって、省エネ設備の導入というよりは運用面で「使わない」方法を事業主と模索し工事コストをかけずに達成することを目標とする。

​これにより、自動化の流れに逆らい手動化システムを導入することも許容する

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